東京オリンピックでは選手の管理ツールに新しいヘッドギヤ―登場か?

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今週の週末はプロ野球 広島対阪神の試合をテレビで観戦しました。

試合は一方的に広島の3連勝に終わった。(通算対阪神7連勝)

この試合を見ていて、阪神側の采配や選手の行動に疑問を感じる点がいくつか見られた。

それは、過去に自分が部下を指導していた時の、人の管理技術において失敗や成功と重なる

ところがあったからである。

では、選手やチームは好調を維持するため、または不調を回復するために何をすべきなのか

そして、スポーツ選手の管理技術の将来像を自分の経験から振り返ってみた。

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選手は自己管理法を築き、実践できているか

 現在メジャーリーグ通算3000本安打を目指しているイチロー選手のルーティンは、

テレビを見なくても、私たちの いや 世界中の子供たちだって、すぐに真似ができるほど

焼き付いている バッターボックスでのあのお決まりのパターンがあります。

イチロー選手には、我々の目に見えない生活や、試合前のトレーニングにルーティンが

あります。それによって毎日タイミングを調整していると話しています。

また、昨年ラグビーワールドカップで話題となった五郎丸選手も同様である。

あのシュートの時のルーティンには、集中力を高めることや、モチベーション、メンタルの

強化などの効果があると言われています。

あれは単なるパフォーマンスではないのです。

プロ野球の世界でも、日頃、自分たちが鍛えているスキルを80%以上発揮するためには、

自分自身のリズムにブレがあると150km/hの世界では必ずミスが起こる。

そのリズムやタイミングのズレを修正し、集中力を高めるのがルーティンである。

人間は生身だから、毎日体調も気分も変化する、プロ野球選手でも身体の動きに変化が

起こるのは当たり前である。

プロ野球選手であるからには、前日の寝る前から翌日の試合が始まるまでのルーティン、

そして、試合中の要所要所でのルーティンは出来ているのだろうか。

特に、調子を崩している時は、より大切である。

早く違和感を見つける、常日頃、自己管理は、一般の仕事でも同様である。

林 成之先生のお言葉をお借りすると、自己管理のポイントは

1)今、あなたの心を不安定にさせているものをできるかぎり排除する

2)コントロールできるものに目を向ける

3)日々のルーティンを大切にして体調管理をする

 なはり脳医学の仕組みに沿った生き方を心がけることが大切です。

監督・コーチは選手のルーティンを崩していないか

 プロ野球選手が1軍に上がってくるには、あるレベル以上のスキルを持っています。

そして、他チームと緊張感を持って戦う中で新しい経験をしながら、スキルを磨き一流の

技術が備わってくるのです。

しかし、一流選手といえども、打撃で見れば10回のうち3回成功するだけなのである。

なので、試合中監督やコーチは、各選手の個性を最大限に発揮できるように、サポート

したり、気付きを与えて、ルーティンを守ってあげなくてはならないと思う。

勿論、チームで戦っているので監督の出す作戦には従わなくてはならないのは当然である。

阪神2-8広島、13回戦、広島9勝4敗(7月8日、甲子園)

阪神・藤浪晋太郎投手 (22)が広島戦に先発し、8回7安打で今季最多の13個の三振を

奪ったが8失点で降板。2-8で 敗れ、雨中でのマウンドで、161球の熱投も実らず5敗目

(4勝)を喫した。

試合中からベンチで険しい表情を見せていた金本監督は、試合後も一回に2四球が絡み、

3失点を 喫した藤浪に厳しい言葉を並べた。

「(藤浪は)立ち上がりがすべて。四球から崩れて…。今日は何球投げようが、

何点取られようが 最後まで投げさせるつもりだった。(エースとしての)責任は感じて

ほしい。感じないといけないと思う。立場として」と 説明した。

これは、指揮官のいらだちでしかない。

阪神0-9広島、15回戦、広島11勝4敗(7月10日、甲子園)

この試合でも阪神先発 岩貞投手が1回に3四球で3点を奪われた。これは偶然だろうか?

私には一昨日の藤波投手に対する、采配が阪神の投手陣に連鎖しているように感じられた。

選手は過酷な試合中のストレスで、自分のルーティンを見失うことが、度々あると思います。

それを早く見抜き、サポートするのが監督・コーチの役割ではないか。

この試合後の会見で、監督は「技術が足りない これを打破するのは監督・コーチではない

選手個人個人だ 流れが悪いから仕方がないでは・・・・」

しかし、技術だけでなく、もっと選手の精神面のサポートや自信回復も大切なように思える。

 将来のスポーツ管理はIoT化スポーツビジョンの時代が来る

(注)IoT : Internet of Things

今年はオリンピック・イヤーである。来月からリオデジャネイロ・オリンピックが

開催される。

スポーツのパフォーマンスは、筋力、持久力、集中力、コンディショニングなどさまざまな

力の総合によって成り立っている。

トップアスリート達は、ナショナルチームで筋力トレーニング、高地トレーニング及び

科学的な強化システムで機能アップに努力されていると思います。

しかし、如何に機能強化を図っても、前述したル-ティン即ち自己管理力がないと実力は

発揮できません。

オリンピック選手が試合前にヘッドホーンを付けた姿をよく見ますが、これも重要な

自己管理のルーティンです。これによって、同じ行動を繰り返すことで脳を効率よく

働くようにしているのです。

もっと良いスポーツ選手の自己管理方法はないのでしょうか?

現在、スポーツの現場ではスポーツビジョン(研究会幹事の愛知工業大学経営情報

科学部の石垣尚男教授)の研究が進んでおり、静止した小さなものを見分ける視力に対し、

①動いているものをはっきり見る動体視力

②一瞬で多くの情報をつかむ瞬間視

③素早い眼球運動

④広範囲を見る周辺視野

⑤素早く判断して正確に反応する眼と手の協応動作

の5つに分類し、各種状況下での脳の状態を計測できる様になってきました。

この技術は、日本のプロ野球球団がドラフト入団選手80人以上のスポーツビジョンと活躍の

度合いの評価の関連を8年間調査したデータでもスポーツビジョンと評価は正の相関があった

そうです。

また、日本サッカー協会では審判の研修にスポーツビジョンの測定とトレーニングをすでに

取り入れている。

以上の研究からこの手法は選手のルーティン状態を管理できる技術であり、さらに最近の

新技術(IoT)を組み合わせることで、選手の精神的な状態をリアルタイムに管理できます。

東京オリンピックでは新しいヘッドギヤ―登場か?

東京オリンピックまでには、視力だけでなく各種のセンサー(IoT)を取り付けた、

ヘッドホーン+ヘッドギヤ―を付けた選手の姿が見られると思います。

これらの技術は、運動やスポーツと脳機能の研究は、スポーツ選手だけではなく、

一般の人の適切な運動強度や運動時間、さらには脳損傷後の最適なリハビリテーション法の

開発にもつながる可能性があります。

(一部 小島あゆみ さんの記事参照)

最後までお読み頂き有難う御座いました。

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